Yasushi’s diary in Japan ー SDGs達成に向けた日々

開発援助の現場から離れましたが、企業との協力によるSDGs達成を目指す日々を綴ります。

11/6週(食あたりを経験する)

11/6(月)食あたりの兆候

昨夜は帰りの乗り合いタクシーが故障して立ち往生したことも影響したのか、床についてから妙な疲労感を感じたので嫌な予感がしたのだが、予想通りであった。本日は午後から腸に違和感あり、放屁を繰り返す(下品な話をして申し訳ありません)。その間も軽い頭痛と嫌悪感に見舞われ、仕事も半ば手がつかずの状態に。夕方帰宅後、熱を測ったところ37.0℃。解熱剤を飲んで休んだ。その後、しばらくは腹を下した状態が継続する。それにしても何で腹を下したのだろうか。考えられるのは朝のパンか、昼の現地食しかない。昼ごはんは何度か同じ物を食べてるので、昨日買ったパンだろうか。同僚曰く、体が現地の食事に慣れていない頃に経験するらしい。その同僚はドイツとスウェーデンへ留学していたそうだが、先進国に行っても同じ症状が起こるとは、驚いた。

 

11/7(火)解毒

朝から腹を下している。同僚に相談した所、Food poisoningの疑い有り。Fragileを頂き飲む(が、後に職場とのやり取りで適切な処置でないことがわかる)。本日は四半期に一度実施されるUNHCRによるPhysical verification(活動・資金拠出状況の視察)が行われるのに、参加できる状態ではない。朝のベースキャンプ移動は難しいと考え断念。午後も寝たきりの生活は続く。腹下しは一時治まったように見える。昼、夕と首都で買ったインスタント・スープとワンタンを食べてしのいだ。一日寝ていた為、腰や背中が痛い。

11/8(水)回復

腹下しは治まっていなかったが頭痛は治まり倦怠感もない。職場の朝は早いので、本日も移動は控えた。事務作業に取り掛かる。正午、症状が変わらない為、薬局へ同僚と共にいく。下痢止めのImodiumを買い、飲んだ所早速効き目あり。居住地にいると慌ただしく動き回らないといけないが、プロジェクトオフィスはその点、人も少なく作業に集中できる環境で助かる。同僚が過去に作成したプロポーザルを基に、Nsamisi-TSIの書式に沿って書きかけのプロポーザルを修正した。

11/9(木)復帰

本日は症状も見られない為、朝から現場へ移動する。UNHCRによるPhysical verificationの2 日目に参加する。イシンジロにはナチバレだけでなく、オルチンガ難民居住地があるのだが、本日は初めて行った。当日の流れは以下の通り。

1.口頭試問(IPに対する2017年第2Q(7―10月)における活動状況・拠出金の確認)

2.活動現場視察 。

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本日の活動を通じて、NSAMIZI-TSIのLivelihood・Safe energy and fuel resource部門のメンバー・活動内容を学んだ。UNHCRの担当者は4名。口頭確認後の空き時間に、チームリーダーのMr. Alexに表敬訪問の意味も込めて挨拶をした。Alexからは稲作事業の普及には期待を持ちつつも、昨年の研修後、一部の農業グループへ種子が届いていないという指摘を受ける。事実確認が必要である。午後、現場視察。訪問先のうち、Nsamizi-TSIが携わるのは以下4か所。

  • 環境保護を目的とする植樹を行うエリア
  • 教材提供と植樹活動の普及を行う初頭・中等学校
  • ティラピア養殖エリア(Lake Nakivale)
  • 農業用水として利用するダム。(乾季でも取水できることで収穫量の向上が期待できる。この地域の課題克服につながる可能性から、国連も期待している。)
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11/10(金)UNHCRとの面談

本日は朝9時より、Nakivale-Base camp zoneにあるUNHCRフィールドオフィスにて、Physical verification後のBriefingである。担当者より各IPに対して視察後の講評がある。活動履行状況、今後(第3Q~)の活動における要望を伝えられる。そうNsamizi-TSIに関しては、履行状況は概ね良好である一方、MOBAN SACCOを通じた資金融資状況の透明性について質問があった。どうやら難民への融資状況のUNHCRへの報告が十分でないようだ。本日の全体的な感想としては、UNは各IP機関に対して四半期毎にImplementationの妥当性や有効性を精査しており、予測されるリスクとその対策迄、管理を徹底している、同時に、Budgetの管理も徹底するよう呼びかけている。その意味で印象的な発言は「年度に計上された予算以上の拠出はない。その中で活動を完遂させること」「プロジェクト予算管理の徹底と、変更時は報告すること」。稲作普及事業に関しても予算計上となれば、履行状況や活動への介入も多くあるのだろう。UNHCRナショナルスタッフの印象だが、1.書類管理の徹底。2.英語力の高さ。3.洗練された仕事の流れ。だろうか。1については国連の主な業務という性質を象徴している。2に関して、一部職員の英語レベルはネイティブと変わらないように見える、恐らく欧米で教育を受けていたのだと思う。総じて現地の人々が話す英語より聞き取りやすい。3については抽象的だが、会議中の時間管理を怠らない点や、相手の話を聞く態度から判断した。その意味で言えば、紳士的と言える。そうした仕事の進め方や態度を自分自身も忘れないようにしたい。