Yasushi’s diary in Japan ー SDGs達成に向けた日々

開発援助の現場から離れましたが、企業との協力によるSDGs達成を目指す日々を綴ります。

月次MT/プロポ作成/同僚

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11/2(木)上司と部下の関係はアフリカでも変わらない。

初めての月次MT。マネージャーから職員へ、仕事への意識を問う叱責がある。意外にも日本と変わらないことに驚く。その後は今月誕生日の職員へケーキが振る舞われる。久々のケーキは美味しかった。その後、Mr.Johnと共に練炭工場の視察へ。リサイクル燃料を使用することで木材伐採を減らすという取り組みで、国連との連携事業である。助成金を貰い、練炭を製造する。それを難民に安価で売る。買値より売値が安い仕事となる。Johnは日本語が多少話せる為に、こちらも話していて気持ちがいい。来日して20年が経つのに、日本語を覚えているのは驚きだ。

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11/3(金)プロポ作成

某事業のプロポーザル作成に着手する。チームメイト・Mr.Ocothの助言もあり、活動部分を除き骨子は完成に近づいている。土日の頑張り次第だろう。今日の午前中は専らプロポ作成をしていたのだが、気負いすぎたのか気分が悪くなった。疲れが溜まっているのかもしれない。金曜は14時半をもって職員一同、難民居住地を撤収するので、これに助けられた。でも、マネージャーが昨日指示した「金曜17時退社ルール」を誰も守っていないことには笑ってしまった。夜、断水に加えて停電が起こり、何もできないので早めに寝た。頭がすっきりしたように思える。

11/4(土)同僚には公私共に助けられている。

先週と同じく大きな町に出る予定が、運が悪く乗り合いタクシーを捕まえられなかった為に予定を3時間も遅れて出発した。タクシー運転手に電話しても「今行く」と言ったきり、しばらく立っても自宅まで来ない。客が集まらないと出発しない性質上、町中を歩いてタクシーを捕まえにいく方が効率的だろうか。この国で上手に生活するには、こうした様々習慣に自分を合わせていくしかないだろう。ところでまた同僚の話を少しする。同僚の中には休日も業務に携わり、時間がないという人がいる。その彼―同じチームのMr.Ocothには公私共にお世話になっている。欧米への留学経験もあり広く世界を見聞しているようだ。彼と話すときが一番、リラックスしているように思える。そしてもう一人、ICT部門のMr.Williamsも話しやすい。彼の英語の言い回しは聞き取りやすく、意思疎通に苦労しない。両者とも、面倒見が良く頼れるパートナーだ。考えてみれば私自身も異文化に染まる経験は今回が初めてかもしれない。彼が経験したように、異文化の中で自分の仕事観、人生観を考え直すことになるだろう。夜、社会調査法に関する本を読んだ。今後の活動に社会調査は入ってくるだろう。難民経済を調査する上でこの本は鍵となるだろう。

 

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11/5(日)質の高いアウトプットを出すために

本日は首尾よく午前中にタクシーを捕まえられた。昼食に行きつけの店でハンバーガーを久々に食べたのだがバンズにバターが塗られている為か、脂が多く大味の印象だ。しかし美味しかった。そろそろ自身のTerm of referenceを決めた方がいいかも知れない。今、稲作振興事業に関係するプロポーザルを作成しているが、それだけでなく広くLivelihood 事業全体に携わりたい。Livelihood teamの携わる難民の生計向上活動は守備範囲が広く、野菜栽培から縫製、ICT技術迄、多岐に渡る。そして新たに今年、ティラピアの養殖事業が始まった。Lake nakivaleの一角にケージを沈めて、8か月ほどかけて稚魚を育て、高い価格で市場に売るという事業だ。成魚になるのは1月頃だと言う。楽しみだ。赴任から1週間が経った今、自分がこの組織で何をしたいのか、何を出来るのか、を組織に積極的に伝えることが求められていると思う。その意味で、このプロポーザルには力を入れて臨みたい。Seize the Dayを誓って過ごしたい。

 

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