Yasushi’s diary in Japan ー SDGs達成に向けた日々

開発援助の現場から離れましたが、企業との協力によるSDGs達成を目指す日々を綴ります。

3月ー4月 難民支援記録 総括

 

ウガンダ3-4月総括

 

この二か月程多忙の為(とはいえ土日は空いてたので言い訳です)、更新をサボっておりました。ウガンダでは2月中旬を目途に3か月ほど雨季が続きます。朝夕は肌寒い日もあり、日本の10-11月に相当するように感じます。

この雨季の間に作物を育て、収穫を迎えることが多くの農家にとって重要な仕事です。

農業で生計を営む難民は、ここナキバレ・オルチンガ居住地の80%を占めています。

つまり、自分の食い扶持をつなぐ上で、この時期にしっかり働く必要があります。

従って、私の生計向上活動も農業普及の為の技術支援とモニタリングが大半を占めます。

とはいえ、何年後かの将来の普及活動に貢献するような活動(事業)計画も重要です。

難民の生計向上・自立支援は勿論、UNHCRのマンデートであり私にとっても主要任務ですが、難民経済の発展につながる新たな技術支援も実現したいところです。

そんなこと活動を含めて、以下が私の直近の動向です。

 

3/8(木)技術指導としてコミュニティワーカーへのTraining of Trainer(TOT)の実施

3/9(金)農業試験場にてフィールド実験・開始(生育調査)

3/13(火)裨益者に対してのTraining of trainer(TOB)の実施

3/19(月)UNHCR、セミナー出席(難民との接し方に関する規定への署名)

3/20(火)スタッフ会議・(職場内プロポーザル承認)

3/28(水)アフリカ事業進出コンサルタント会社との面談

3/29(木)某支援機関in Kampala訪問・新事業に関する面談

 

3/30(金)-4/1(日)イースター休暇

 

4/4(水)小・中学生対象に稲作体験学習(稲作体験)実施。

4/6(金)バイク転倒事故(羊の恐怖。足を擦りむく程度)

4/10(火)社会調査手法を学ぶ。(オックスフォード大学難民研究センターより)

4/11(水)新たな農作業モニタリング手法の導入。

4/16(月)スタッフ勉強会(リポートライティング)

4/17(火)日本人研究者の到着。

4/20(金)女性研究者(リージアさん)とのお別れ。

4/23(月)モデル農家キックオフミーティング

4/25(水)UNHCRよりプロジェクト最終承認+農家代表の御礼の言葉に感動

4/27(金)新規登録農家グループの能力評価実施

 

以下の活動はプロジェクトオフィス・ナキバレ難民居住地・オルチンガ難民居住地で

それぞれ行われています。振り返ると、単発で終わってしまった活動、今後成果が見込める活動、サボっていた作業もあり、悲喜交々です。

私の活動がどれ程、難民や彼らの生計にインパクトをもたらしているのか、今の時点で

測ることは出来ないですが、それを目標に淡々と活動していくことが使命なのかと思います。

プライベートではチンパンジーを見に同僚とトレッキングにいったのがいい思い出です。その他は三浦大知の曲にはまったくらいです。

 

日本の時事には正直、追いついていけません。逆に言えば、今の時点で自分の日本社会へのコミットメントはその程度であったということでしょう。その意味でいえば、2016年まで自分が担当していた東京新聞コラム「世界の子どもたち」が唯一の活動かもしれません、今年も連載していればいいですが。

 

今年は桜を完全に逃しました。もし日本にいたら、暴飲暴食をしていた頃かもしれません。(その意味ではウガンダ生活も悪くないです)日本には5月に戻ります。

 

また時間のある時に、上記の中でも印象的だった出来事について一人ごとをつぶやこうかなと思います。最後に写真をいくつか。

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UNHCR、難民支援職員の活動規定・この時点で、難民との交際は不可能になった。

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新規に登録した農家グループへの種苗の提供。協働の始まり。その他、これから登録する農家グループに対しては、この前にグル―プ能力評価を行う。

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TOB(農家向け研修)

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小中学生向けの体験学習開催。総勢80人。教員による指導の熱血ぶりが印象的

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モデル農家グループとのキックオフミーティング。彼らはUNHCRからの設備導入と、1年間の活動資金の提供を受ける。業務担当者の役割分担、備品管理、農業収入の配分・子供たちへの貢献の仕方についてアイデアを出し合った。